ラムネ瓶
2005年 09月 27日
連休をかき回した台風が過ぎ、海辺は穏やかさを取り戻しました。
少し冷えこんできた空気。強いマゼンタ色をしたおしろい花が
あたりに濃密なかおりを漂よわせています。
夕方の海辺でラムネ瓶だったらしきものを拾いました。
胴体には丸に十字の印と「安房北條 秋山製」の文字。
背中には「非売品」。底には「ナ」の記号が入っています。
底の「ナ」はこの瓶を作った
ガラス工場の印でしょうか。
瓶の横腹にはうっすらと
型のあとが残っています。
昭和の前半、安房北條駅(現館山駅)近くで作られたものでしょうか。
非売品ということは、何か記念品のようなものだったのかも・・・
秋山とはどんな店または会社だったのか、
このラムネ瓶はどんな機会にふるまわれたのか、
失われてしまった上半分は一体どんなカタチだったのか・・・
想像はさらに膨らんでいきます。
透明な緑青色の瓶を夕方の弱い光にかざすと
内部にこまかい泡が含まれているのがわかりました。
その小さなひと粒ひと粒に、この古い瓶が作られた当時の
ガラス工場の空気が閉じ込められている・・・
そう気付くと、壊れたラムネ瓶が何だかとっても貴重な
タイムカプセルのように思えてくるのでした。
少し冷えこんできた空気。強いマゼンタ色をしたおしろい花が
あたりに濃密なかおりを漂よわせています。
胴体には丸に十字の印と「安房北條 秋山製」の文字。
背中には「非売品」。底には「ナ」の記号が入っています。
底の「ナ」はこの瓶を作った
ガラス工場の印でしょうか。
瓶の横腹にはうっすらと
型のあとが残っています。
昭和の前半、安房北條駅(現館山駅)近くで作られたものでしょうか。
非売品ということは、何か記念品のようなものだったのかも・・・
秋山とはどんな店または会社だったのか、
このラムネ瓶はどんな機会にふるまわれたのか、
失われてしまった上半分は一体どんなカタチだったのか・・・
想像はさらに膨らんでいきます。
透明な緑青色の瓶を夕方の弱い光にかざすと
内部にこまかい泡が含まれているのがわかりました。
その小さなひと粒ひと粒に、この古い瓶が作られた当時の
ガラス工場の空気が閉じ込められている・・・
そう気付くと、壊れたラムネ瓶が何だかとっても貴重な
タイムカプセルのように思えてくるのでした。
by glass-drop
| 2005-09-27 18:50
| おきにいり