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ビーチコーミング
先日、久々にコンビニエンス・ストアをハシゴしました。
店ごとに少しづつ違う品揃えと、新発売の目新しい商品たちに
好奇心をくすぐられ、ついついお金を使いすぎてしまいました。

都内で暮らしていた頃は、毎日のようにコンビニをハシゴして
新しく発売される食品や雑誌などをチェックしたものです。
お菓子に付いている玩具集めにハマったこともありましたっけ。

コンビニに行けば何かしらの新しい出会いが待っています。
いくばくかのお金を払えば、ちょっとした刺激や小さな満足を
手に入れて持ちかえることができます。
それに商品の陳列から季節の移ろいを感じることも。


あぁそうか、わかった。
自分がコンビニエンス・ストアでしてたこと、あれってつまり
「ビーチ・コーミング」だったんだ・・・・
by glass-drop | 2005-02-22 23:56 | 旅・散歩
c0048685_1922441.jpg風がぴたりとやみ、凪ぎの海は夕日を受け止めておだやかに輝いています。
あたりにはヒタヒタと潮の満ちる音だけが聞こえています。
静かな冬の夕暮れ時です。




c0048685_2041283.jpg海辺には鳥の羽根が何枚か
落ちていました。
たぶんトビの羽根でしょう。
羽づくろいをして取れたのか、
ケンカして散ったのか・・・
by glass-drop | 2005-02-15 19:32 | 自然
夜光虫
夜、海沿いの道を自転車で走っていると、
波が青白く光っているのが目にとまりました。

どうやら月の光や街灯の反射ではなさそうです。
自転車を停めて海辺の暗がりの中へ歩み寄ると
音をたてて崩れはじめた波頭そのものが
ぼんわりと青く発光しているのがわかりました。
そう、夜光虫がいるのです。

波に巻かれながら夜光虫はどんな気持で光っているのかなぁ・・・
そんなことを考えていたら、とある別の発光する生き物のことが
思い出されました。

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その名は「ハーモニウム」。
美しい音を食べてアクアマリンブルーに光る不老の生き物。
彼らはたった2つの言葉でコミュニケーションします。その言葉とは、
「I'm here.」「I'm glad you're there.」

ハーモニウムはSF作家カート・ヴォネガットの小説に登場する
架空の生命体です。
彼らはまた90年代初頭に存在していた幻の衛星デジタル放送局
「セント・ギガ」のシンボルでもありました。

1日24時間という時間概念を脱ぎ捨てたその放送局では、
太陽の運行や潮の干満といった自然界のリズムを軸に
音声のみの生放送によってプログラムが構成されていました。
それは、サンゴの波音や森の小鳥たちのさえずりといった
世界各地から丁寧に拾いあつめてきた自然界の音に、
選りすぐりの音楽をちりばめた美しい「音の潮流」でした。

衛星から降りそそぐその音は、乾いた都市に暮らす人々の心を
どんなにか清らかに潤してくれたことでしょう・・・・

セント・ギガはわずか数年輝いたのち、自然消滅してゆきました。
そしてもう二度と、あの夢のような「音の潮流」に
身をまかせることはできないのです・・・・・

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闇の向うから次々と現れては消える青白い光のオビ。
眺めていると時間の感覚がだんだん失われていくような感じがします。
あたりを満たすのはザワザワという波のさざめく音だけ。
その中にはきっと夜光虫たちのつぶやきも混じっていることでしょう。

「私はここにいる」「君がそこにいてよかった」

今は亡きセント・ギガが見つめていたであろう美しい世界。
この光景もきっと、そのうちの1つなんだろうな・・・・

少しだけ、自分の体も青く光っているような気がしました。
by glass-drop | 2005-02-13 23:43 | 自然
給水塔
昨日、灯台の写真を撮っていると言う話を書きましたが、
以前にも似たようなモノに夢中になった時期がありました。

カメラ片手にあちこち探してまわったそれは「給水塔」。
電車の中から見かけると途中で降りて見に行ったり、
地図で公団住宅などに目星をつけて探しに出かけたりしたのでした。
(おかげでオウムと間違われ警察に通報されちゃったことも・・・)

c0048685_2124215.jpg最初のきっかけは、廃工場の敷地にたたずんでいた古い給水塔です。館山駅にほど近い線路沿いに立っていたそれは、電車の中からでもよく見えるので、通りすぎる時は必ず車窓にへばりつくようにして目で追ったものです。

ある夏の日、ふと思い立ってひとり館山へ向かいました。そして廃工場の敷地へ入りこみ、ぼうぼうに茂る雑草をかき分けて給水塔に会いに行きました。ツタのからまったコンクリートの階段を登って内部に入ってみると、触ればボロボロこぼれてくるほどに錆び付た細い鉄のハシゴが、塔のてっぺんに向かって伸びています。

c0048685_21244377.jpgもし登っている時にハシゴが崩れて落下しても、気付いて助けに来てくれる人なんかいないんだろうな・・・そう思うと足がすくみます。けれどもこの機会を逃すともう次はないような気がして、イチかバチかおそるおそるよじ登ってみることにしました。

丸く切り抜かれた青空を見上げながら何とかてっぺんまでたどり着くと、そこには館山の海を一望にできるパノラマが広がっていました。涼しい風が吹いてきて海辺まであっさり飛んでいけそうな気がしました。

その夏を最後に車窓にへばりつくことはなくなりました。
間もなく給水塔と廃工場は取り壊されてしまったからです。

あれから十数年がすぎた今、
その場所には大きな原っぱがポカンと広がっているだけです。












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by glass-drop | 2005-02-11 21:28 | おきにいり
灯台
岩の海辺にポツンとたたずむ白い灯台。
自転車で通りかかるといつも立ち寄る、お気に入りの風景です。
c0048685_21221330.jpg
さいきん灯台が気になっています。
同じ目的をもって作られたモノなのに、場所によってカタチが違う。
それが面白くって、見かけるたびに写真を撮ったりしています。
by glass-drop | 2005-02-10 23:30 | おきにいり
新月
今日は雨。満潮を迎えた海に目をやると、
水平線がぼんやりと曇り空に溶け込んでいます。
そろそろ新月、海は干満の差が大きくなってきているようです。
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「闇切り」という言葉を数日前テレビで初めて聞きました。
新月の晩に木を切り倒すことをそう言うのだそうです。
法隆寺の柱も闇切りによって伐採された木なのだとか・・・

闇切りをすることには科学的根拠があるのだそうです。
満月の晩に切った木と、新月の晩に切った木とを比較したところ、
後者の木にはカビなどが発生しにくい状態にあるということが
研究の結果わかったのだそうです。

木が月の動きを感じ取っているなんて、何だか不思議です。
太古の昔に海から発生した生命は、陸の上に上がった今でも
体のどこかで月と潮の動きをちゃんと憶えているのかも
しれません。

そういえば、性周期が月と潮の周期に連動しているのが
女性にとって理想的な体内リズムだ、という説があるそうです。
月が満ち欠けするかのように肉体を変化させる人間のメスは、
地球上に数多くいる生き物の中でもより濃く太古の海を記憶し、
月と潮の動きを感じ取っているタイプの生き物と言えるのでは
ないでしょうか。

新月の頃、暗闇の中でみずからを切り深紅の血を放つ生き物。
最初に闇切りを思いついたのは女性だったんじゃないかな・・・
そんなことに思いをめぐらす夕暮れ時でした。
by glass-drop | 2005-02-08 18:06 | 自然
悪魔の爪
ツノの生えた黒い物体。何だと思いますか?
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角胡麻(ツノゴマ)という植物の実なんだそうです。
とある道の駅の農産物コーナーで売られていたのですが
「魔よけになります」というコメントが添えられていました。

魔よけというより、悪魔っぽいフンイキです。
by glass-drop | 2005-02-03 21:50 | おきにいり
小ビン
1月末より海の見える部屋で暮らしはじめました。
今日は少し風が強いです。たくさんの海鳥が波間に漂っています。


こんな小ビンを拾いました。なかなか可愛いデザインなのですが・・・
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「タムシチンキ」が入ってたらしい・・・・
by glass-drop | 2005-02-02 16:47 | おきにいり