冬へ

c0048685_11593184.jpg凛と透った冬がやってきた

砂を覆うカジメのむくろ
冷えた両耳を交互に撫でる
波のささやき

夕暮れの灯台 モノトーンの雲
呆気なく訪れた夜を
鈍く照らしはじめる 細い月 

留まろうとしても全ては
変わることをやめはしない
風景も 時間も 自分でさえも

歩いて行こう 今という幻を
渚に打ち寄せる
記憶の欠片を拾いながら 

移ろう季節に 暖かな潮が再び
満ちてくるまで
by glass-drop | 2006-11-26 12:02 | 旅・散歩