新月

今日は雨。満潮を迎えた海に目をやると、
水平線がぼんやりと曇り空に溶け込んでいます。
そろそろ新月、海は干満の差が大きくなってきているようです。
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「闇切り」という言葉を数日前テレビで初めて聞きました。
新月の晩に木を切り倒すことをそう言うのだそうです。
法隆寺の柱も闇切りによって伐採された木なのだとか・・・

闇切りをすることには科学的根拠があるのだそうです。
満月の晩に切った木と、新月の晩に切った木とを比較したところ、
後者の木にはカビなどが発生しにくい状態にあるということが
研究の結果わかったのだそうです。

木が月の動きを感じ取っているなんて、何だか不思議です。
太古の昔に海から発生した生命は、陸の上に上がった今でも
体のどこかで月と潮の動きをちゃんと憶えているのかも
しれません。

そういえば、性周期が月と潮の周期に連動しているのが
女性にとって理想的な体内リズムだ、という説があるそうです。
月が満ち欠けするかのように肉体を変化させる人間のメスは、
地球上に数多くいる生き物の中でもより濃く太古の海を記憶し、
月と潮の動きを感じ取っているタイプの生き物と言えるのでは
ないでしょうか。

新月の頃、暗闇の中でみずからを切り深紅の血を放つ生き物。
最初に闇切りを思いついたのは女性だったんじゃないかな・・・
そんなことに思いをめぐらす夕暮れ時でした。
by glass-drop | 2005-02-08 18:06 | 自然