海のかけら:おきにいり
2017-10-15T15:43:10+09:00
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I'm here, I'm glad you're there...
Excite Blog
泳ぐことと、悲しみと。
http://glassdrops.exblog.jp/28005915/
2017-10-15T15:17:00+09:00
2017-10-15T15:43:10+09:00
2017-10-15T15:17:35+09:00
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おきにいり
15歳になる実家の愛犬が亡くなった。
布団の上に無造作に置かれたタオル、窓辺に飾られた花と花瓶。
そんなものが一瞬あの子に見えてハッとしてしまう。
「そうそう、私もそうなのよ」と母が寂しそうに笑う。
愛犬を荼毘に伏したあと、近隣の公営プールを探して泳ぎに行った。
5mライン沿いにプールの底から気泡が出ている視覚障害者に配慮した造り。
水温はぬるま湯と言えるほどに暖かく、肌と水の境目を感じにくい上に、体温が上がりすぎてすぐ疲れてしまう。
利用者も多く混んでいて正直泳ぎにくいプールだったけれど、それでも気分はいくらか柔らいだ。
3月から始めた水泳は幾度となく私の心を救ってくれた。
泳いでいる最中は思考から解放される。
泳いだ後は感情が穏やかに凪ぐ。
いっときだけでも悲しみや喪失感を忘れていられた。
生きていればこの先また何度も悲しみは訪れるんだろう。
でも、いいんだ。
悲しいのは自分の命がちゃんと機能している証拠なんだから。
その度にプールの水に身を委ねればいいんだから。
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ジャック・タチ映画祭
http://glassdrops.exblog.jp/22042484/
2014-04-24T09:54:00+09:00
2014-04-24T10:00:39+09:00
2014-04-24T09:54:16+09:00
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おきにいり
【ジャックタチ映画祭】
5/9(金)まで、渋谷のイメージフォーラムにて開催。
http://www.jacquestati.net/
昨日は「トラフィック」を鑑賞。モーターショーを巡る珍道中で、今となってはクラシックな当時(1970頃)の自動車がてんこ盛りなロードムービー。
ユロ伯父さん設計のキャンピングカー、最高です!
映像と音声・・・その時々の二度とない空気感を新鮮に保存する技術。
スクリーンに飛び込んでしばしのタイムトリップを味わいながら
それらの素晴らしさを改めて感じている今日この頃です。
映画ってやっぱりいいもんだなぁ。
しばらく遠ざかっていたけど、これを機にまた映画館へ足を運ぼうっと♪]]>
アウトサイダーアート展へ
http://glassdrops.exblog.jp/20928132/
2013-11-11T10:06:00+09:00
2013-11-11T10:44:32+09:00
2013-11-11T10:06:14+09:00
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おきにいり
“専門の美術教育を受けないままに、ただ「描きたい」「かたちにしたい」という強い衝動をもって制作に手を染めた市井の人々” による表現の数々。およそ30年に渡る世田美コレクションの集大成ともいえる展覧会です。
写真は展示の図録。この2点の絵は実際には1m×1.2mと大きなものです。牛の絵はペンキやガムテープが使われた反立体でかなりの迫力。ウィリアム・ホーキンズ氏 85才の作。
老境に入ってから初めて絵筆を手にした人、精神疾患由来の独特な個性を絵にぶつける人、シベリア抑留の記憶を使命感を持って記した人、などなど・・・・。どんな人物がどのような経緯で何歳から絵を描きはじめたのか、作品にそれぞれ解説が添えられてるのが良かった。それらに目を通すことで より深く作品の世界に入り込める感じがしました。
印象的だったのは画家 熊谷守一の鉛筆の素描も一緒に展示されていたこと。アカデミックな美術教育を受け、絵を生業とした守一氏が晩年に至った境地が、アウトサイダー的なそれだった・・・ということでしょうか。何とも興味深いですね。
人の作品を鑑賞することは、自分に内在する何かをそこに投影し、自分を見つめ直すことでもあるようです。絵の放つピュアで濃厚なエネルギーを浴びまくり、多いに心を揺さぶられるひとときでした。
さ、私もそろそろまた白い紙に向き合って行こうっと。
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「波音日和」オープン!
http://glassdrops.exblog.jp/20721028/
2013-09-11T13:26:00+09:00
2013-09-15T17:11:23+09:00
2013-09-11T13:26:21+09:00
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おきにいり
私が訪ねたこの日は、色鮮やかな夕焼けと夜空の星、沈み行く三日月に照らされた海がとても綺麗でした。
広々とした砂浜と水平線を臨む素晴らしいロケーション、刻々と変化してゆく空の表情は、この場所ならではの最高のエンターテイメントです。
外のデッキでこの風景とコーヒーをのんびり楽しむも良し、1階のビーチ系アーティストショップでプレゼントを探すも良し、2階ギャラリーでじっくりアートに触れるも良し。
ゆったりとした時間を過ごせる場所がまたひとつ南房総に増えました。
私の写真1枚では伝えきれないこの空気感、ぜひ体感してみて下さい。
ビーチスタイルストア 波音日和(なみおとびより)
〒295-0104 千葉県南房総市白浜町根本1626-4
tel. 0470-29-5148 営業時間 11:00~20:00(水曜定休)
www.namiotobiyori.com/
☆1階ショップにてGlassDropのピアスも展示販売中です
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古いビー玉たち
http://glassdrops.exblog.jp/20335820/
2013-06-07T15:49:00+09:00
2013-06-07T15:52:21+09:00
2013-06-07T15:49:22+09:00
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おきにいり
波と砂に洗われ、柔らかなつや消しにエイジングされた古いビー玉の中には、酒瓶やラムネ瓶などをリサイクルして作られたものもあります。
まん丸ではなくちょっと歪んでいて、小さな泡がたくさん入っている昭和のかけらたち。ぜひ光に透かせて観てみて下さい。
【Beachcomber~房総にたどり着いた宝物~】展
★5/31(金)~7/28(日) 金・土・日 12:00~21:00
「安房暮らしの研究所」内の「gallery 2×2」にて開催
住所:千葉県 南房総市 千倉町 平磯 1301-1
問合せ:0470-40-3850
ブログ http://blog.nanairo.me/]]>
ビーチコーミング展 at 安房研
http://glassdrops.exblog.jp/20299592/
2013-05-31T16:55:00+09:00
2013-05-31T16:59:00+09:00
2013-05-31T16:56:04+09:00
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おきにいり
「安房暮らしの研究所」
住所:千葉県南房総市千倉町平磯1301-1
電話:0470-40-3850
営業日時:金・土・日 12:00~21:00
詳しくはこちら→ http://blog.nanairo.me/]]>
初午の祭り
http://glassdrops.exblog.jp/19540790/
2013-03-03T09:58:00+09:00
2013-03-17T03:35:38+09:00
2013-03-03T09:58:33+09:00
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おきにいり
♪トコトン トントン トコントトン♪
町内に響き渡る軽快な太鼓の音。3年に一度の祭礼、白浜の初午です。
小さな花の屋台とともに獅子舞が各家々を訪ねて廻ります。
ああ、春が来るんだなぁ~♪
【南房総市】小戸の初午 3/2(日)・3(土)13:00~16:00
3年毎に行われる漁村の奉納芸で初日(3/2)は神社で行われ、
翌日(3/3)は屋内で踊りが奉納される。以前は海岸で奉納を行った。
◆白浜自然管理センター(南房総市白浜町白浜2951) ←白浜町役場の裏にある公民館です
*房総の祭事記 - 千葉の郷土芸能と民俗より http://folklore.gozaru.jp/
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ミントと小びん
http://glassdrops.exblog.jp/18506648/
2012-09-29T16:03:00+09:00
2013-03-17T03:35:38+09:00
2012-09-29T16:03:03+09:00
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おきにいり
調べてみたら昔々の「味の素」の容器らしい。
今は工房の扉にぶら下がって、花瓶がわりに活躍しています。
シラアパの畑に生えているミントをひとえだ挿しておいたら。茎がぐんぐん伸びて 根っこも生えて、 小さくて白いお花も咲きました。
可愛いくて逞しいなぁ(^^)
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私の好きなポストカード
http://glassdrops.exblog.jp/16011634/
2011-03-05T15:00:00+09:00
2013-03-17T03:35:38+09:00
2011-03-05T15:00:49+09:00
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おきにいり
自宅に飾っているお気に入りの写真ポストカード。
1枚は眠る子供。父親らしき人物の腕の中、安心しきった表情ですやすやと眠っています。
もう1枚は画家ジョージア・オキーフのポートレイト。 表現とともに生きた年月が凛とした横顔に刻みこまれています。
「こうありたいな」という
私の理想とも言えるお気に入りの二枚です。
さて次のお気に入りは、工房の扉を飾っているポストカード。
フォトグラファー関根則夫氏の撮影による 美しい静寂に満ちた写真の数々です。
このうち房総を切り取ったポストカード3種は
シラハマアパートメントでの取り扱いが始まっています。
旅の思い出を綴って送れば素敵なお土産になりそうですね。
工房で50円切手(私の記念切手コレクションからのチョイス)もお分けしていますので、良かったら一緒にどうぞ。
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安房暮らしの研究所
http://glassdrops.exblog.jp/15882273/
2011-02-07T14:17:00+09:00
2013-03-17T03:35:38+09:00
2011-02-07T14:17:46+09:00
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おきにいり
南房総は千倉町の平磯にオープンしたユニークな生活雑貨店「安房暮らしの研究所」http://blog.nanairo.me」にて、納品がてらお買い物をしてきました。
買ったのはホタテ貝の殻が原料の「ダストレスチョーク」と板ガラスに描いて消せるチョーク「キットパス」など。
早速、工房のインフォメーション用に使ってみました。 チョークアートっぽく指でこすってみたり色を重ねたり。発色が良くなめらかで描いていて楽しい♪
キットパスでガラスに描くのは何だか落書き心をくすぐられます。どこかにもっといたずら描きしてみたくなる!
で、今回安房研には渦玉のコロンと丸いシリーズから 新作ストラップを7点納品。
「安房からの贈り物」コーナーにて、南房総限定の特別価格で販売中です。
主催者Kさんの人柄もまた安房研の魅力の1つ。皆さんもぜひ行ってみてくださいね♪]]>
車を手に入れた
http://glassdrops.exblog.jp/5463113/
2007-02-06T21:25:00+09:00
2007-02-06T21:42:42+09:00
2007-02-06T21:25:58+09:00
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おきにいり
自転車と路線バスを主な移動手段としてきましたが
縁あってようやく車を持つことになりました。
友人の実家より譲ってもらった軽貨物車。
1991年生まれのスバル・サンバーです。
装備は必要最小限。外観や内装は年相応。
助手席と後部座席はリクライニングしません。
しかし後部座席を畳めばゴロンと寝転がれる
広い荷室が現れます。
色々な人が乗り継いで来た
古い車ですが、これまで特に
トラブルもなく走ってきたとか。
このお達者ぶりは赤帽や農協で
働く車種ならでは、かも?
ペーパードライバー歴に
終止符を打たせてくれた
シルバーグレーの軽貨物車。
これから私にどんな景色を
見せてくれるのかな。
何とも楽しみです。]]>
ガラスの石けり
http://glassdrops.exblog.jp/2827231/
2005-10-04T23:00:00+09:00
2005-10-05T02:54:13+09:00
2005-10-04T20:06:07+09:00
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おきにいり
石けりとはいいますが、石ではなくガラスで出来ています。
「ガラスめんこ」とも呼ぶようです。
子供の頃よく近所の友達とやった、石けり遊び。
道路にロウセキや白墨でカカシみたいな形に陣地を描き、
石を蹴ったり放ったりして目標を決め、ケンケンパッと片足で跳ぶ。
ただ、ガラス製のものではなく、そのへんに落ちているような
平らな小石を使って遊んでいました。
ガラス製石けりの存在を知ったのは大人になってからのことです。
表面にさまざまな絵柄や文字が
プレスされていることが多い石けり。
都内のアンティーク・ショップで
買ったガラスの石けりには
「東京」の文字と東京タワーの絵が
浮き出ています。
表面にはラスター(銀化)の加工が
なされ、玉虫色に輝いています。
今まで拾い集めた石けりコレクションの中にも、
ラスターの名残りがうっすらと見えるものがいくつかあります。
一方ではラスター仕上げになっておらず、絵柄も入っておらず、
表面がツルっとしたままのごくシンプルなものもあります。
いったいどれだけの種類があるのでしょう?興味は尽きません。
海辺に捨てられ、風雨と波にもまれたガラスの石けりはたいてい
ヒビ割れ、ツヤを失い、本来の形を留めていません。
厚みと独特の丸いカーブ、色などを目安にして探していきます。
たまに、異なる時期に拾ったかけら同士の絵柄がぴったりと
一致することもあって、そんな時は嬉しくてもうニヤニヤです。
去年の秋に拾った白い石けり。
昭和の人気漫画キャラクター
「フクちゃん」が描かれています。
地面に半ば埋もれたその石けりが
視界に飛び込んできた瞬間「自分は
ガラスに呼ばれた!」と感じました。
石けりに限らず、時代を感じさせる
ような絵柄のガラス製品が、欠けの
少ないほぼ完全な形で見つかるともう
小躍りしたくなるような嬉しさです。
このフクちゃん石けりを拾った日は、ラッキーなことに
他にも2個、ほぼ完全な形のものを見つけることが出来ました。
1つは小さめで、気泡が多いオリーブグリーンの透明ガラス。
風雨にさらされ絵柄は判別できないほどにすり減っていました。
もう1つには「柏戸」という文字が刻まれていました。
あとで調べたら昭和40年前後に活躍した力士のしこ名だと
いうことがわかりました。
こんなふうに、拾ったかけらの生まれた時代や由来などを
知ることもまた、ガラス集めの楽しみの1つと言えましょう。]]>
ラムネ瓶
http://glassdrops.exblog.jp/2783240/
2005-09-27T18:50:03+09:00
2005-10-13T00:25:31+09:00
2005-09-27T18:47:34+09:00
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おきにいり
少し冷えこんできた空気。強いマゼンタ色をしたおしろい花が
あたりに濃密なかおりを漂よわせています。
夕方の海辺でラムネ瓶だったらしきものを拾いました。
胴体には丸に十字の印と「安房北條 秋山製」の文字。
背中には「非売品」。底には「ナ」の記号が入っています。
底の「ナ」はこの瓶を作った
ガラス工場の印でしょうか。
瓶の横腹にはうっすらと
型のあとが残っています。
昭和の前半、安房北條駅(現館山駅)近くで作られたものでしょうか。
非売品ということは、何か記念品のようなものだったのかも・・・
秋山とはどんな店または会社だったのか、
このラムネ瓶はどんな機会にふるまわれたのか、
失われてしまった上半分は一体どんなカタチだったのか・・・
想像はさらに膨らんでいきます。
透明な緑青色の瓶を夕方の弱い光にかざすと
内部にこまかい泡が含まれているのがわかりました。
その小さなひと粒ひと粒に、この古い瓶が作られた当時の
ガラス工場の空気が閉じ込められている・・・
そう気付くと、壊れたラムネ瓶が何だかとっても貴重な
タイムカプセルのように思えてくるのでした。]]>
彼岸
http://glassdrops.exblog.jp/2740130/
2005-09-20T20:34:41+09:00
2005-09-21T09:55:57+09:00
2005-09-20T20:32:10+09:00
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おきにいり
空気はサラリと涼しくほのかに秋の匂いがします。
そんな9月の海辺で、久しぶりにガラス拾いをしました。
役目を終えて海辺に捨て去られたガラスたち。
少しずつ波に砕かれ、水の中へと運ばれて行きます。
潮と砂に
何度もゆっくりと
洗われ やがて
くぐもった
柔らかい色を
まとっていく・・・
ガラスのかけらたちは、寄せては返す波に翻弄され
軽くぶつかりあい、シャラシャラと優しい音をたてています。
その中に、まだ形を留めている古いおはじきが混ざっていました。
かつては子供たちと一緒に楽しく遊んでいたであろう彼も
今はただ波の動きに身をまかせ、かすかな音をたてているだけです。
そっと拾い上げ天にかざすと、海の色に似ていました。
波にその身を削り、少しずつ小さくなって行くガラスのかけらたち。
その優しく透んだ音は、願いのコトバなのかもしれません。
「いつか海の水へ 溶けていけますように・・・」]]>
ガラスのかけら
http://glassdrops.exblog.jp/1603209/
2005-04-25T23:52:35+09:00
2005-04-26T04:04:08+09:00
2005-04-25T23:49:11+09:00
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おきにいり
の交換をすると聞き、その作業を見学させてもらいました。
普段はごうごうと音をたてて太陽のように眩しく燃えている溶解炉。
火が落とされた今は深い眠りについているかのように見えます。
炉の内部の静かな暗がりを覗くと、溶けたガラスにコーティングされて
陶器のようなツヤのある質感に変化したるつぼが鎮座しています。
何だか胎内を覗いているような気がして、神妙な心持ちになりました。
るつぼを取り出したあとの炉の底には
流れ出たガラスが冷えて固まっていました。
その色はごく薄い緑青色。
何らかの不純物によって
着色したようです。
かけらを手にとってみると、
キラキラと輝いて
まるで氷みたいです。
かけらを空にかざしながら想像しました。
溶けたガラスの雨がふり、冷えたガラスの雪が降る星を。
大地を覆う大気もきっとガラスが気化してできている。
そしてこのかけらは星の極地を流れる氷河の一部なのだ・・・]]>
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